IBMのコンピュータセンターDCCoDのGridASPリソースとしての実用性検証実験
背景
IBMが米国IBMのデータセンタを使用して、Deep Computing Capacity on Demand(DCCoD)というサービス提供を開始した。Grid ASPでは本サービスを利用して、GridASPユーザに商用リソースを提供することが可能かを検討することにした。
目的
DCCoDセンターのリソースを数日間利用し、グリッドによる大規模計算の日本国内での実用可能性を、コンピューターグラフィックス(CG)のレンダリングやMPIアプリケーション、High Performance Computing(HPC)のアプリケーションを通して実証する。
実施内容
DCCoDによって提供された16ノードのCPUリソースをxCAT(Extreme Cluster Administration Toolkit)を用いてクラスター化 本環境に導入したソフトウェアは
- Autodesk Maya Ver.8.0、Maya Render
- Altair PBS Pro Ver.9.1
- MPICH
結果
- VPNによりDCCoDセンターと接続され、CPUやストレージのリソースをオンデマンドに、セキュアな計算環境として利用可能
- Maya分散Rengeringの実行において、ノード数に応じたリニアな性能が実現(16ノードで12倍)
- 発注から数日後に膨大な計算リソースを利用可能
- 地理的に分散されたリソースの可用性をグリッド技術により向上
今後
今回は、GridASPによる直接接続まで検証することはできなかったものの、GridASPのリソースとして利用できる可能性がある。引き続きIBMとの連携を検討したい。
